
当組合は、特に、国の指導による近代化計画に基づく構造改善事業に取り組み、その中で技術研修センター・共同試験場を設置して設備の近代化を図り、また、品質管理監査制度の導入により品質の確保と技術の向上に努めてきました。なかでも品質管理は最重要事項の一つであり、品質管理監査委員会を設け、昭和56年度から毎年、工場立入検査を実施してきました。
さらに、宮崎県では、平成9年度から、全国P1000771基準による品質管理監査制度が策定されたことに伴い、産、官、学構成による「宮崎県生コンクリート品質管理監査 会議」が設置されました。
新しい監査制度は、監査会議の下で監査を実施し、透明性、中立性、公正性をより明確にし、第三者機関としての機能を高め、これまでの実績の上に一層充実した社会的評価の高い品質管理監査を実施することとしています。なお、「宮崎県生コンクリート品質管理監査会議」は、消費者の信頼性を高めるため、全国監査基準に加えて宮崎県独自の監査基準を設け、JIS以上の評価方法を設定しております。
品質管理監査会議の構成
▼学識経験者委員
《議 長》宮崎大学 名誉教授 中澤 隆雄
《副議長》熊本大学大学院 先端科学研究部(工学系) 教授 尾上 幸造
《副議長》国立都城工業高等専門学校 建築学科 准教授 浅野 浩平
▼特別委員
国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所 工事品質管理官 山村 覚
国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所 技術副所長 堤 宏徳
国土交通省九州地方整備局宮崎港湾・空港整備事務所 副所長 渡辺 裕二
農林水産省九州農政局宮崎中部農業水利事業所 工事課長 吉永 康巳
農林水産省九州森林管理局宮崎森林管理署 総括治山技術官 藏冨 英典
宮崎県県土整備部技術企画課 課長補佐(技術担当) 並河 伸宣
宮崎県総務部営繕課課長補佐(建築担当) 小原 新吾
宮崎県環境森林部・農政水産部・県土整備部共管工事検査課 工事検査専門員 松尾 崇司
一般社団法人宮崎県建設業協会 土木農林課長 中野 忠浩
一般社団法人宮崎県建築士事務所協会 副会長 有藤 則秋
一般社団法人宮崎県測量設計業協会 理事 前田 慎介
▼生産者委員
宮崎県生コンクリート工業組合 理事長 木田 正美
宮崎県生コンクリート工業組合 副理事長 河野 宏介
宮崎県生コンクリート工業組合 副理事長 藤元 建二
宮崎県生コンクリート工業組合 理事 梶井 崇之
宮崎県生コンクリート工業組合 理事 前田 誠司
宮崎県生コンクリート工業組合 理事 上内 龍
宮崎県生コンクリート工業組合 理事 岡﨑 勝信
宮崎県生コンクリート工業組合 理事 黒岩 直樹
宮崎県生コンクリート工業組合 理事 村中 弘行
宮崎県生コンクリート工業組合 理事 久保 幸蔵
宮崎県生コンクリート工業組合 理事 西村 賢一
▼オブザーバー
○宮崎県生コンクリート工業組合 専務理事 松岡 弘高
品質管理監査合格工場に対する優遇処置
・国土交通省「土木工事共通仕様書」(平成17年度版)
・国土交通省「港湾工事共通仕様書」(平成17年3月)
・農林水産省「土木工事共通仕様書」(平成17年3月)
・農林水産省「治山工事標準仕様書」林野庁偏(平成19年4月3日)
・防衛省装備施設本部「土木工事共通仕様書」(平成22年4月)
『全国の品質管理監査会議の策定した統一監査基準に基づく監査に合格した工場等から選定し、JISに適合するものを用いなければならない』
・宮崎県県土整備部 「土木工事共通仕様書」 平成22年7月
・宮崎県農政水産部「農業土木工事共通仕様書」 平成23年10月
・宮崎県環境森林部「環境森林部所管工事共通仕様書」 平成24年4月
『工場の選定に当たっては、全国品質管理監査会議の策定した統一監査基準に基づく監査に合格した工場等から選定し、JISに適合するものを用いなければならない。』
・宮崎県土木部長 レディーミクストコンクリートの品質管理について(通知)(平成16年3月19日)
・宮崎県環境森林部「環境森林部所管工事共通仕様書」(平成22年7月)
品質管理監査会議の監査に合格した工場の生コンクリートを使用する場合には、「合格証の写し」と「配合報告書」のみの提出とすることができる。
品質管理監査の実施状況







